その他

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<小牧市>

 小牧市小松寺字法華寺にある寺。真言宗智山派。山号は愛藤山。本尊は千手観音。文明15年6月付沙門全慶の愛藤山小松寺意趣に、当寺は味岡荘田中郷内にあり、行基が自作の十一面観音像を本尊として開創し、山号は行基が夢に見た季節はずれの藤の花によるとある(小松寺文書/小牧叢書10)。承久3年の承久の乱で廃絶したが、間もなく復興。しかし寺領などは退転したので、全慶の勧進によって本尊仏供と山籠供僧を再興したという。元亀元年の姉川合戦に織田信長へ陣中見舞をしてその返信をうけ、天正7年6月信長から寺領安堵、諸役免許、百姓の他所被官停止の判物を得た。同12年小牧・長久手の戦で焼亡したが、同16年には再建され、同18年寺領178貫文を豊臣秀次から与えられた。江戸期は寺領242石余、塔頭6坊。寺伝などに、承安3年小松内大臣平重盛が伽藍を再建したというのは、寺名による創作であろう。