川名の由来

川名の由来

<萩殿町>

川名の由来
 川が流れる、旧)瀬戸村字「東茨」の名を冠した川名。

川の概要
 萩殿町地内の山林を源流に155号線沿いに地内を北西に流れ、西茨川と合流して瀬戸大橋辺りで瀬戸川に注ぐ渓流。

茨地名の由来
 イバラには植物の茨・唐風の建築物・端女郎・射払う・茨差などの意味が隠されているが、当地は植物の茨の原野であった所を表現した地名と推察。

参考
いばら【茨・荊・棘】:①とげのある低木類の総称。カラタチ、バラなど、多くやぶのように茂るものについていう。②苦難、苦痛などのたとえにいう。「いばらの道」③建築の唐破風などで、弧線が集まって生じた角点。④「端女郎」の異称。茨に刺(美しい茨の花には痛い刺がある意から)表面が美しいものには、かえって恐ろしいものが隠れていることのたとえ。⑤茨の道、困難な状況、苦難に満ちた人生などにたとえていう。⑥茨を逆茂木にしたよう(とげのある木で逆茂木を作って敵や獣の侵入を防いだところから辛いこと。転じて、辛くて舌にしみることのたとえ。古く酒の味にいうことが多い。

いはらう(射払う):矢を射て敵を追い払う。

いばらさし(茨差):鷹狩りに用いる狩杖の先端の二またに分かれている部分。