川名の由来

川名の由来

<御作町>

川名の由来
 この洞の河口の地名、御作町「日沢洞」を冠した川名。

川の概要
 石町地区松嶺町との境界山297.5mを源頭に、日沢洞地内を北流し日沢川に合流する流長800mほどの渓流。

地名由来
 山間の日影の洞地形の所を好字二文字の地名文化作法により、日沢洞と表記した地名と推察される。


<御作町>

川名の由来
 この川の河口の地名、御作町「日沢」を冠した川名。

川の概要
 下川口町との境界を分水嶺に、林道大沢線~主要地方道瀬戸・設楽線に沿って流れ、字日沢地内のJA御作支店付近で犬伏川に合流する流長1.4kmほどの川。

ひさわ(日沢)の地名由来
 日沢=日影沢の転訛にて、好字二文字の地名文化作法により、日沢と表記した地名と推察される。


<御作町>

川名の由来
 この洞が、呼称地名上切地内の洞地形を流れることに由来すると思われる。御作町地内に字中切地名があり、以前は上切地名もあったと推察される。

川の概要
 昌林寺の対岸の森林を沼沢に隣接して流れる流長700mほどの沢で、農業用水路と合流してJA御作支店前を流れ水勝橋あたりで犬伏川に合流する。

かみきり(上切)の地名由来
 上切・中切・下切は、区画用語にて、上方の区画・下方の区画・中間の区画を指す。


<御作町>

川名の由来
 この沢の河口の地名、御作町字「沼」を冠した沢名。

川の概要
 県道沢田・御作線に架かる記念橋の西側に連なる山林を源頭に、字沼地内の記念橋付近で犬伏川に注ぐ流長300mほどの沢。

ぬま(沼)の地名由来
 沼地のある所を表現した地名。


<木瀬町>

川名の由来
 この川が流れる村名、旧)「木瀬村」を冠した川名。

川の概要
 白川町地内を南東に流れる白川が、東に曲がり(木瀬ダムに流入してから)木瀬川と名を改め、さらに三箇川と合流するあたりで南に直角に曲がり、犬伏川に合流するまで激しい屈曲をしながら流れる流長7.2kmの一級河川。

きせ(木瀬)の地名由来
 木瀬(きせ)は曲(くせ)の転訛にて、川が曲がる所の村(クセ村)、を木瀬村と表現したと思われる。

参考
 くせ【曲】①〔語素〕正しくないこと、かたよったことを表わす語。「曲者」「曲事」など。②(「癖」と同語源)。③能で、章節の部分の名称。謡曲では、曲舞からとったといわれる節で、謡う部分をいう。『国語大辞典』

8851_木瀬ダム(木瀬)

木瀬ダム

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<藤岡地区(北曽木町・上渡合町・藤岡飯野町・田茂平町)~猿投地区西広瀬町>

川名の由来
 この川の沿線で最も大きな地名、旧)「飯野村」を冠した川名。

川の概要
 瀬戸市と西加茂郡藤岡町の境にある折平山から流下する西の平川・屋敷川・西屋敷川・折平川を集め南流し、藤岡町飯野・田茂平を経て、豊田市西広瀬町で矢作川に注ぐ流長10.06km・流域面積23.2㎢の一級河川。
 昭和32年8月の豪雨では木瀬川・飯野川の流域一帯で193戸が流失・浸水し、トロミル水車も全滅した。

いいの(飯野)の地名由来
 さだかでないが、飯(米)が良く採れる良い所(野原)を意味する瑞祥地名と各地で言われる。

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<石野地区藤沢町>

川名の由来
 この川が流れる村名、旧)「藤沢村」を冠した川名。

川の概要
 藤沢町の中央を東に流れ矢作川に注ぐ流長600mほどの細流で、対岸に阿摺発電所が在る。

ふじさわ(藤沢)の地名由来
 フジはフチの転にて、矢作川の(縁・淵)に在る 沢沿いの集落を表現した村名と推定される。

記録
 字銚子の口は、筏流しの難所として知られていた。

寺社
 神社に猿投神社がある。寺院は真宗大谷派極楽寺があり、文明年間の創建という。


<下川口町>

川名の由来
 この川の水源地の地名、旧)下川口村字「大沢」を冠した川名。

川の概要
 字大沢地内のため池から東南に流れ、下日沢橋あたりで矢作川に注ぐ流長500mほどの細流。

大沢の由来
 大きな沢が流れる所を表現した地名。


<上川口町>

川名の由来
 この川の河口の地名、旧)上川口村字「井ノ平」を冠した川名。

川の概要
 御作町地内を流れる日沢川との分水嶺を源頭に上川口町と下川口町の境界を東流し矢作川に注ぐ流長1.5kmほどの渓流。

いのたいら(井ノ平)の地名由来
 井は米つくりに必用な井水を指し、平は平坦な地形を意味する。井の平川に沿って水田が存在するのは、山ばかりの上川口地内では、唯一の所を表現した地名と推察される。

井の平川(奥は矢作川)-1


<上川口町>

川名の由来
 この沢が、八柱神社の脇を流れることから八柱沢と呼ばれる。

川の概要
 上川口洞川と平行して上川口町内を東に流れ矢作川に注ぐ流長400mほどの渓流。