川名の由来

川名の由来

<上川口町>

川名の由来
 この川が流れる地名、旧)「上川口村字洞」を冠した川名。

川の概要
 上川口町地内の山林288.9mを水源に上川口地内を東南に下り、洞地先で矢作川に注ぐ流長400mほどの渓流。

かみかわくち(上川口)の地名由来
 下川口村に対し上流に位置する川口村にて、川口は文字のとおり、矢作川の口元の集落を表現した地名。


<大平町>

川名の由来
 この川が流れる、旧)大平村字「西洞」を冠した川名。

川の概要
 隣接の藤岡町大岩との境界尾根を源頭に、東南に流れ白山神社辺りで大平川に合流する流長900mほどの渓流。

にしぼら(西洞)の地名由来
 旧)大平村地内の西方に位置する、洞地形の土地を表現した地名。


<大平町>

川名の由来
 この沢が流れる、旧)大平村字「松根」を冠した沢名。

川の概要
 土岐市との境界尾根を源頭に、3つの支谷を集め松根地内を南流して大平川に合流する流長900mほどの沢。

まつね(松根)の地名由来
 尾根を挟んで2つの沢が流れる様は、Y字状の松の葉のように見える地勢であることから、松葉のような尾根を松根と表した地名。


<西萩平町>

川名の由来
 この川が流れる、旧)村名「西萩村」を冠した川名。

川の概要
 西萩平町の西端を南流し、千洗川と合流して犬伏川に注ぐ流長800mほどの渓流。

にしはひぎのひら(西萩平)の地名由来
 山の西側が土砂崩壊と河川浸食で剥ぎ取られ、開かれた村を表現したと推察される。

8841_西萩平川(西萩平)


<荷掛町>

川名の由来
 この川が流れる、旧)村名「荷掛村」を冠した川名。

川の概要
 土岐市との境界をなす西山712.4mの南東山麓を水源に、大洞川に平行して荷掛町地内を南流し、千洗川に注ぐ流長3.7kmほどの渓流。

にかけ(荷掛)の地名由来
 表記文字のとおり荷を掛ける所を表現した村名と推察される(足助~土岐街道の荷・あるいは刈草の荷をいうか)。

8845_荷掛川(荷掛)


<大洞町>

川名の由来
 この川の水源地の、旧)村名「大洞村」を冠した川名。

川の概要
 土岐市との境界をなす西山712.4mの南東山麓を水源に、大洞町地内を南流し、千洗川に注ぐ流長3km弱の渓流。

おおぼら(大洞)の地名由来
 大きな洞地形の所を表現した村名。


<大平町>

川名の由来
 この川が流れる、旧)村名「大平村」を冠した川名。

川の概要
 土岐市との境界尾根を源頭に、松根沢・西洞川を集めて大平町地内を南流し、藤岡町との境界に架かる境橋辺りで犬伏川に注ぐ流長5.2kmほどの一級河川。

おおだいら(大平)の地名由来
 大きな平坦地の意味があり、縁起の良い地名として同姓地名が全国各地に所在する。


<寺平町・北篠平町>

川名の由来
 この川の水源地の村名「寺平村」を冠した川名。

川の概要
 寺平町の南端を源頭に南流し、「たもう沢」を集めて犬伏川に注ぐ流長1.2kmほどの渓流。

てらだいら(寺平)の地名由来
 村史に寺院の記録がないことから、地形的特色を表現したと思われる。小原地域の他所より山頂が比較的緩い山地の村の意か。

災害
 昭和47年の集中豪雨では植林地・田畑の44%に被害が出た。


<北篠平町>

川名の由来
 この川が流れる村名「北篠平村」を冠した沢名。

川の概要
 北篠平町地内の藤岡地区上川口町との境界を流れ、犬伏川に注ぐ流長200mほどの沢。

ささだいら(篠平)の地名由来
 笹が繁茂していたことにちなむと言われるが、平坦地が篠の葉のように細長い所を表現した地名と推察される。


<乙ケ林町・千洗町・喜佐平町>

川名の由来
 この川の上流域の地名、旧)「千洗村」を冠した川名。

川の概要
 乙ケ林町を源頭に、西に湾曲しながら南流し、千洗町の東端を流れ、喜佐平町地内で西萩平川を集め、上犬伏橋の辺りで、犬伏川に合流する流長2.2km余の渓流。

ちあらい(千洗)地名由来
 文正元年岩津城主松平信光によって、落城した大平城の落武者が川で身についた血を洗ったことから、その川を血洗川と称し、当地を血洗と称したが、のちに血の字を忌み千の字に改めたと伝える。伝説はともかく、千洗は地荒の転で、昭和47年の小原災害のように、山崩れで大地が荒れた所と推察される。

8842_千洗川(沢田)