その他

その他

 神越川は、周囲の小起伏面を深くえぐって典型的な幼年谷をなし、美しい渓谷美を作り、神越渓谷と呼ばれる。豊田市足助地区山ノ中立町への入口付近の河床には、この地方の人が十二釜と呼ぶ甌穴がある。渓谷にはミソサザイやカワセミなどの野鳥や、金蔵連にはモリアオガエル・サンショウウオが生息する。


 東加茂郡足助町足助の東端に位置する山。標高309m。山頂には、戦国期に足助鈴木氏が本城とした真弓山城が築かれ、巴川と足助川に挟まれた要害の地であった。頂上の本丸跡には、真弓山城跡碑や足助重春の「心なき尾花が袖も露ぞおく秋はいかなる夕なるらん」(新葉和歌集)の歌碑がある。『角川地名大辞典』


 豊田市足助地区東部に位置する山。標高1,120.6m。周辺に延びる尾根は、標高1,000~1,100mの定高性のある地形をなし、三河高原を4段の小起伏面に分けたときの最も高い段戸小起伏面の一部にあたる。山頂および尾根の地質はホルンフェルス・石英片岩などからなり、片状ホルンフェルス帯に分帯される領家変成岩類に属する。山麓の地質はアダメロ岩・花崗閃緑岩などからなる武節花崗岩体であることが多い。山頂付近には原生林がわずかに分布し、ブナ・チチブドウダンなどが繁茂する。尾根には東海自然歩道が通り、山頂は恵那方面へのコースと足助~瀬戸方面へのコースとの分岐点である。『角川日本地名大辞典』


<足助町>

 豊田市足助地区東部に位置する山。標高985m。地質は花崗岩。東海自然歩道が整備され、山頂からの三河山地の眺望は素晴らしい。『角川日本地名大辞典』