その他

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 豊田市足助地区東部に位置する山。標高1,120.6m。周辺に延びる尾根は、標高1,000~1,100mの定高性のある地形をなし、三河高原を4段の小起伏面に分けたときの最も高い段戸小起伏面の一部にあたる。山頂および尾根の地質はホルンフェルス・石英片岩などからなり、片状ホルンフェルス帯に分帯される領家変成岩類に属する。山麓の地質はアダメロ岩・花崗閃緑岩などからなる武節花崗岩体であることが多い。山頂付近には原生林がわずかに分布し、ブナ・チチブドウダンなどが繁茂する。尾根には東海自然歩道が通り、山頂は恵那方面へのコースと足助~瀬戸方面へのコースとの分岐点である。『角川日本地名大辞典』