川名の由来

川名の由来

<上品野町>

川名の由来
 下流の大洞に対し、やや幅が狭い中ほどの洞を表現した川名と推察。

川の概要
 東海環状自動車道品野IC付近の洞を中洞と呼称し、東海環状自動車道の高架橋あたりを源頭に北北西に流れ、製陶所・商店街を抜けて大戸下川と合流して水野川に注ぐ谷川。

中洞の由来
 下流の大洞(広い谷幅の洞)に対し、やや狭い谷幅の洞を中洞と呼んでいる。


<上品野町>

川名の由来
 大通りの下を流れる川を表現した川名と推察。

川の概要
 長江製陶所の南奥の岩巣山480mを源頭に北西に流れ、国道363号線に沿って西流し中洞川と合流して品野川に注ぐ谷川。

大戸地名の由来
 大戸は大通の好字化で、村の大通りを意味する。


<上品野町>

川名の由来
 山崩れした洞を流れる川を表現した川名と推察。

川の概要
 東海環状自動車道の高桁橋の下あたりから楠洞製陶所付近を経て金地川に合流し、水野川に注ぐ谷川。

参考
 楠洞は土砂崩れが発生した洞(崩洞)を好字2文字化した川名と推察される。

10・楠洞川CIMG1700


<上品野町>

川名の由来
 川が流れる、旧)上品野村字「金地」の名を冠した川名。

川の概要
 白岩村と上品野村との境界尾根を源頭に地内を北流し、白岩浄水場あたりで西に湾曲し、363号線を潜って品野川に注ぐ谷川。

金地地名の由来
 カネジ地名は大工道具の直角形をした曲尺のように、角状に角ばった土地を意味する地名。


<白岩町>

川名の由来
 川が流れる、旧)東春日井郡白岩村字「岩ハナ」の名を冠した川名。

川の概要
 愛岐トンネルの白岩町側出口の谷から363号線を潜って品野川に注ぐ谷川。

岩ハナ地名の由来
 岩花は「岩の端」の転で、岩の端にある洞を意味する。


<片草町~品野町>

川名の由来
 水野川の上流区間3番目の川名で、川が流れる所の地名、旧)「品野村」を冠した川名。

川の概要
 片草川を始め多くの川を集める品野川は、水野川の上流区間ともいう。

品野地名の由来
 品野とは、田畑が山の中腹にあって階段状になっていることに由来する地名という。地形が「しなる」ように緩傾斜の野原を「シナノ」と言う。


<白岩町>

川名の由来
 川が流れる、旧)「白岩村」の名を冠した川名。

川の概要
 豊田市藤岡町との分水嶺を源頭に東山川を集めて白井岩村地内を北西に流れ品野川に注ぐ谷川。

白岩地名の由来
 シラは竜が暴れて土砂崩れを起す地名。洪水災害を起こす河川沿いには竜神の怒りを鎮めるために白鬚神社が祀られている。またシラは、摺る、擦る、滑る、英語のスリップ、スライディングと語感が似ており万国共通語かもしれない。

参考
 『広辞苑』にはシラは、洞に棲み船乗りを襲う海の魔物スキュラ(ギリシャ神話)とある。

6・白岩川(白岩町)


<片草町>

川名の由来
 川が流れる「片草村」の名を冠した川名。

川の概要
 水野川の上流区間2番目の川名。三国山を源流に片草町地内を流れ角ケ洞川と合流し品野川と川名を変えて水野川に至る。

片草地名の由来
 飯田街道の峠を下る所の集落を表現した地名と推察される。クサは下るの意。

4・片草川・片草町


<片草町>

川名の由来
 三国山から朝日が昇る所を流れる川を表現した川名と推定。

川の概要
 美濃・三河・尾張の分水嶺「三国山」を源頭に、片草町地内を西流し片草川に注ぐ谷川。

3・日の出川(片草)